Tightrope Dancer

えすらばの日記コンテンツ

アンセム20周年記念ツアー@川崎

s-raba2005-07-23

ANTHEM 20th ANNIVERSARY TOUR 2005も、いよいよ聖地・川崎での公演を迎えました。今日のライヴはDVDになるとのことで衣装も気合もバッチリだぜ。つーかヘンに気分が高まって抑えられないほどハイになったので早めに川崎に行くことにした。それが結果的に良いほうに転んだようだ。。。
開場30分ほど前、クソ暑いなか会場となるクラブチッタ川崎の地下駐車場に誘導されて待機していたんだけど、そこで大きな地震が。その影響で首都圏の電車が軒並みストップしたため、開場は30分遅れるとのアナウンスが。バンドや主催者が機転を利かせてくれて、開演も1時間遅れて19時スタートに。それでも途中からしか見れなかった人や、会場に来れなかった人もいたみたいです。
今回もど真ん中の前から2列目あたりで観てました。これまではネタバレを含むのであまり詳しく書かなかったけど、今日はチト詳細に感想とか書いてみます。今回はマジ長いぜよ。
第一部は現メンバーによるステージで、復活後のアルバム3枚から10曲を披露。去年の夏と同じく、一曲目の「ONSLAUGHT」から火柱ボーボーで、体感的にも気分的にも熱すぎですよ。今どきパイロ使うメタルライヴってのもスゴイよね。最初から拳を振り上げつつ、ヘドバン全開の凄まじいステージでした。
続けてアンセムらしい「ETERNAL WARRIOR」、ミドルテンポでムーディーな「EASY MOTHER」と最新アルバムからの曲が続く。「OVERLOAD」や「GOTTA GO」では会場が一体となるほどの合唱だったし、インストの「OMEGA MAN」も見応えありました。やっぱ現メンバーの演奏はタイトで迫力あるねぇ。膝の手術から復帰した本間さんのドラミングが特にスゴイ。第一部ラストの「RUNNING BLOOD」でも火柱連発だったり、ドラムセット後ろのステージがフロントの3人とともにせり上がってたりと、見た目にもインパクトのあるステージでしたね。
第一部の終了後、来月発売のロッキンfの表紙を撮影するとのことで、ステージからメンバーと客席をパシャリ。復刻してからのロクfは毎号買っているので、こりゃー楽しみだわ。
少しの休憩を挟みつつ、第二部へ。今回のアニバーサリーツアーの目玉ですな。1985年デビューから1992年解散まで代表曲を、発表当時のメンバーで演奏するというサプライズな内容です。
まずは1st〜3rdまでの、俗に言う英三時代から。2ndアルバムの1曲目でヒロヤ作曲の「VICTIM IN YOUR EYES」から第二部がスタート。英三さんも当時のハデな衣装だったし、ヒロヤさんも仙台の時と比べて動きがカッコいい。観客も煽って乗せていたし、ステージングはこの人が一番でしたね。続いては泣きのメロディーが胸を打つ「NIGHT AFTER NIGHT」。そして最高傑作と名高い3rdアルバムから「MACHINE MADE DOG」と、タイトルトラックである「BOUND TO BREAK」を大盛り上がりで演奏した後、ボーカルの英三さんは一旦ステージから去っていく。
ここでボーカルが森川さんにバトンタッチ。4thアルバムのタイトルでもある「GYPSY WAYS」を熱唱。見た目は金髪のホリエモンで、全盛期と比べるとかなり肥えてしまったけれども、やっぱりこの人のシャウトはマジで凄かった。「CRYIN' HEART」で森川の歌声に酔いしれて、「THE JUGGLER」でのスピードにノックアウトされました。5thアルバムのタイトルトラックでもあり、アンセム様式の最高傑作である壮大な「HUNTING TIME」を演奏後、ギターのヒロヤさんが抜ける。
川崎だけのスペシャルゲストとして、ギタリストの中間英明がコールされた。これには会場の観客もみんなビックリしたようだ。6thアルバムからは「SHADOW WALK」と「BLINDED PAIN」がピックアップされました。中間さん、背も高くてカッコいいし(他のメンバーが中年太りしたせいかもしれないけど)、演奏も流暢すぎるほどにウマイと思ったけど、正直アンセムには合わないかなーって思いました。何か自分を魅せるにことに命かけているようで、いわゆる様式美系ギタリストっていうのかな?そんなカンジがしました。でもこのメンツでのステージはもう見れないだろうなぁ。ちなみに「BLINDED PAIN」での森川さんの超絶シャウトが凄まじかった。ホント鳥肌が立ちましたよ。
またギタリストが交代し、現メンバーでもある清水さんにバトンタッチ。7thアルバムから、アンセムで最もエグい「VENOM STRIKE」が演奏される。ここの聴きどころはMAD大内さんの凄まじいツーバス全開のドラミングだろうね。解散当時のメンツでのステージってのも貴重だし。
そうして現メンバーに戻って、復活第一弾シングルでもある「GRIEVE OF HEART」と、第二弾シングルの「THE VOICES」をもって第二部が終了。特に「THE VOICES」には思い入れがあるので、トリにこの曲をもってきてくれて嬉しかったなぁ。バリバリのスピードメタルだから周りのヘドバンも凄かったですよ。
最初のアンコールは、現メンバーで最新アルバムから2曲演奏。ただ、せっかく当時のメンバーも居ることだし、どうせなら昔のアルバムからの曲を演って欲しかったなーと思ってしまった。贅沢だけど、アンセムゆえにそう注文してみたかった。
次のアンコールでは、参加したメンバー全員がステージに上がってのセッション。「DO YOU UNDERSTAND」と「WILD ANTHEM」でライヴ終了となってしまいました。やっぱギター×3の音圧はスゴかったね。そういやリーダーだけは一人でずっと出ずっぱりでベース弾いてるんだよな。最後まで存在感があって、やっぱり柴田さんはスゴイと思った。総勢8人によるラストの「WILD ANTHEM」では大合唱で、最高に盛り上がりました。
というわけで、最高に楽しめたライヴでした。いろんな時代のアンセムをこの3時間半のステージで堪能したけど、やっぱり個人的には今のアンセムが完成度が高くて好きだなー。でも昔の曲は当時のメンバーで演ったほうが面白いなーとも思った。こうして昔のメンバーが集まるなんて、ホントにいいバンドですな。まだ先の話になるだろうけど、次のアルバムとツアーが今から楽しみです。